絵の講座ー2:同じ景色を描く、その1・札幌大通り公園
昔、偉い先生が言っていました。「同じところを何回も描くことによって、いろんな勉強ができるよ!」と。
ここでは、私が描いた同じ景色の事例から、絵のポイント・テクニックなどについて解説してみます。
はい、まずは北の都・札幌から
噴水の前のベンチから描いています。
石川啄木が「しんとして幅広き町の秋の夜の、とうもろこしの焼くるにほいよ」と読んだ札幌。私にとっては40年近く住んだ懐かしい大通り公園です。今でも時折尋ねます。
2011年のは、ペンでラフに描き、淡彩で仕上げています。私のオリジナル・テクニックです。右側のデパートはもう少し軽く描ければよかったかと思います。ペンの太さを変えればよかったかもしれません。
噴水周りの人の想いを描きたかった!!
2016年のは、水彩画の妙技に挑戦したような気がします。空の動き、樹木の重さに注目してください。
長い札幌生活の私の想いが重なっています。
2017年、少しだけ水彩画のテクニックが解ってきたような気がしています。特に彩色と水の効果、さらっと描いていますが、樹木のトーンが落ち着いてきているように感じます。
何度か描いているうちに、私の札幌・大通り公園で何を想い、どのように表現したいのかが、少しずつですが、見えてきたのかもしれません!!
見る人にも、描いた人の想いが少しでも伝われば、、それがARTかもしれない、そしてARTの役割かな!!
できれば あと2,3回は描いてみたいですね。