絵の講座ー4:同じ景色を描く、その3・湯河原

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2019年


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2016年


昔、偉い先生が言っていました。「同じところを何回も描くことによって、いろんな勉強ができるよ!」と。ここでは、私が描いた同じ景色の事例から、絵のポイント・テクニックなどについて解説してみます。

 

湯河原は、神奈川県内で比較的近く、フラッと出かけることが多い温泉町です。余り観光化されていないせいか観光客も少なく、落ち着きますね。

 

さて、絵の方ですが、3年の開きがあります。2016年のはしっかりと描こうという気持ちが先に立っているような気がします。

昔、絵の先生に言われました「君のは看板絵だね~ここに何があって、それにこれもあれもと説明書き的な絵だ~」と。確かにそんな絵の一つかも! どんな雰囲気なのかを見る人に、伝えなければいけないのかもね!

 

2019年のは、雰囲気を描こうという気持ちで、あまり気を張らずに描いてみました。水彩画の水テクニックも変化してきているので少し硬さも取れて来ているように感じます。

 

更に参考の絵を見ながら、水面の工夫もしてみました。

説明書き的な、看板絵から少しずつですが脱却しつつありま~す。かな!

 

いやいやまだまだ、それぞれの建物が、ひとつずつ前面にでたがっているようにも見えますね。

建物も景色にもっと溶け込まなければいけないのか~とか、

考えすぎかな。

 

 

 

絵の講座ー3:同じ景色を描く、その2・観音寺 Penang Malaysia

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2010年


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2015年



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2017年


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2019年


昔、偉い先生が言っていました。「同じところを何回も描くことによって、いろんな勉強ができるよ!」と。

ここでは、私が描いた同じ景色の事例から、絵のポイント・テクニックなどについて解説してみます。

 

前回は、北の都・札幌から、今回はマレーシア・ペナンからです。

ペナンの中華系マレーシア人にとって、大切な寺院の一つ観音寺です。

ペナン観光の中心地、Georgetown の Jalan Masjid Kapitan Keling 通りにあります。1801年当初の建物が建立され、正式名称はKuan YinTeng-Goddess of Mercy Temple です。

 

日本の旧正月にあたる2月初めには、観光客にまじり沢山の信者が集まります。これらの絵のように赤い提灯によって飾られ、日本では見られない独特な雰囲気を醸し出します。

 

沢山のハトが舞い飛びえさを食み、また直径10センチ、高さ2メートルもある大きな線香がたかれます。

 

この寺院の裏側には、中国からの移住者の居住区があり、長い植民地時代を通じてこの寺院のサポートが成されているそうです。

 

最初の2010年の絵は、ペナンの人力車ートライショウ、和洋の建物構成、人びとのファッションなどを表したい気持ちが出ています。

 

2015年のは、正月の提灯飾り、お参りの人達を描こうとしています。白字を残そうとするテクニックも少しわかってきたようです。

 

2017年には、2010年と同じ位置から主として人をきちんと表してみたいと思いながら描いたものです。画面左側の人の列に注目してください。人の動きを表すのは面白いけど、本当に難しいですね。また、遠近感にも気を使っています。

2016年、日本に引き揚げショートステイで行ったときのものです。ちょっと懐かしさが画面に入っています。かな!

 

2019年、地元の仲間とのスケッチ会で描いたものです。若いアーテイストたちの活力が入っているように思いますが! 水彩の水テクニックもすこしは上達したかな!!

 

約10年の間の、なかなか進まないあゆみのステップがみえます。その場所での感情の動きが思い出されます。時にはこうして並べて見るのもいいですね。

皆さんもやってみて下さい。何かが見えてくるかもしれません!!

 

 

絵の講座ー2:同じ景色を描く、その1・札幌大通り公園

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2011年


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2016年


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2017年

 昔、偉い先生が言っていました。「同じところを何回も描くことによって、いろんな勉強ができるよ!」と。

ここでは、私が描いた同じ景色の事例から、絵のポイント・テクニックなどについて解説してみます。

 

はい、まずは北の都・札幌から

噴水の前のベンチから描いています。

石川啄木「しんとして幅広き町の秋の夜の、とうもろこしの焼くるにほいよ」と読んだ札幌。私にとっては40年近く住んだ懐かしい大通り公園です。今でも時折尋ねます。

 

2011年のは、ペンでラフに描き、淡彩で仕上げています。私のオリジナル・テクニックです。右側のデパートはもう少し軽く描ければよかったかと思います。ペンの太さを変えればよかったかもしれません。

噴水周りの人の想いを描きたかった!!

 

2016年のは、水彩画の妙技に挑戦したような気がします。空の動き、樹木の重さに注目してください。

長い札幌生活の私の想いが重なっています。

 

2017年、少しだけ水彩画のテクニックが解ってきたような気がしています。特に彩色と水の効果、さらっと描いていますが、樹木のトーンが落ち着いてきているように感じます。

 

何度か描いているうちに、私の札幌・大通り公園で何を想い、どのように表現したいのかが、少しずつですが、見えてきたのかもしれません!!

 

見る人にも、描いた人の想いが少しでも伝われば、、それがARTかもしれない、そしてARTの役割かな!!

できれば あと2,3回は描いてみたいですね。

 

 

解説付き4コマ漫画ー1 ばんざい!!

本来4コマ漫画は、解説無しで読まれることを前提として書かれ読まれる。

しかしながら最近は、これどんな意味?何を言いたいの?と解釈に苦しむ

ものも多い。

ここでは、あえて解説を加えて、私の4コマ漫画を紹介してみたい。

これを見ることによって、漫画を見直しながら、今の社会を深く見て考える

能力開発にも役立つことを願って!!

 

その1:タイトルは ”ばんざい” です。

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子供のころ、運動会で一生懸命走ってテープを切って、ゴールイン 

素直に”ばんざーい”

 

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受験、受験で一生懸命勉強してやっと合格, みんな頑張りました。

自分をほめての”バンザイ”

 

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会社に言われて海外勤務、なんでこんなことに成ったのか解らないまま 

命をかけての”BANZAI" でした。

 

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やっとリタイヤして電車に乗るも、時代が変わって 

新しいルールに沿って ”萬歳、ばんざい、そしてバンザイ”

危ない危ない、今さら痴漢で逮捕されたくな~い。

 

解説読んで納得ですか!

それも人生! ではまた次回をお楽しみに!!

 

 

 

絵の講座ー1:坂道を描く

 

学校での絵の時間、先生に「なかなか、上手ですね!」と言われたり、

賞をもらって壁に張られた人は沢山いますね。

社会人となって、また描いてみたい、また褒めてもらいたいと思う人も多い。

 

それでも「さて、」と思ってまた絵をはいじめる人は、すこぶる少ない。

 ここでは、だれでも描ける、描きたくなるように絵の講座を始めます。

 

まずその‐1:坂道を描くです。

人によってはいきなり、レベルが高すぎる、と思われそうですが、

どこからでも入っていけるのがARTの世界です。

 

なにこれと思っても、しばらくは我慢して、見て下さい。

写真を6つ上げて、丁寧に解説していきます。

一つでも納得できれば、これからの自分のLife Design に生かしてください。

 

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1:下り坂が真ん中にあります。遠くに山、中間に学校の校舎、手前左は造成したコンクリートのデッキ、右側は平屋の住宅と樹木、さて絵にしたら下り坂の雰囲気がうまく出るのかが勝負!

 

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2:現地で1時間ほどかけて描いたものを家に持ち帰り、二人の人を入れて仕上げたものです。人を入れたおかげで、下り坂の感じが出ました。遠景の山と学校の建物が、近くの景色と一体になってしまって、遠近感が今いち。右の平屋の住宅が大きすぎ全体のバランスが気になりました。

 

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3:そこで、目線(基準となる水平線)と全体の構図バランスを写真で確かめてみました。人間の目のいい加減さ、が良く解りますね。ARTISTの心がけとしては、写真のがちがちの描写を見習う必要は全くないのですが、たまに自分の目の不確かさをチェックしたくなります。

 

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4:鉛筆での下書き、写真の分析結果に忠実に構成してみました。右の住宅もずっと下がって小さくなり、その分グリーンが多くなった。上り坂イメージを強くするために自転車の人も入れてみました。

 

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5:遠景の山も校舎もずっと奥にいきましたね。遠くの色を気を付けながらほんのちょっとだけにしました。最後の調整とタッチアップを待つばかりです。戦略的に図り意図的な絵ですが、絵の面白さが解ってもらえれば幸いです。

 

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6:完成!!自転車の人を少し強く、右のフェンスの上端をアップ、それぞれの樹木に変化を付けました。絵は意図的な計らいも時には大切ということです、かな。

 

絵の講座は、その時その時の切り口、視点を変えて示します。芸術家としてのきちんとした教育は受けていませんが、それなりに語れます。ではまた!!

ULDKSATO がブログ始めました

 ULDはユニバーサルライフデザインの頭文字から来ています。

プラス私の名前 K.SATO です。

つまりK,Sato Universal Life Design をここで語りたいのです。

 

現役の時は、大学で教えていました。

研究のため、海外を少しうろうろしていたこともありました。

幸いにして頭は、まだまだしっかりとクルクルと回ります。

 

いつもUniversal Life のための Life Design」とは

何だろうかを考えています。

 

ここでは、主として以下三つを軸足にして綴ります。

私の水彩画をみてもらい:誰にでも描ける絵の解説に挑戦します

ペナン島ロングステイから:海外での生活テクニックを示します

勉強をしたくない人のため:英会話上達テクニックを公開します

 

表面的には平和な日本、嘆かわしいこともいっぱい目につきます。

増え続けるリタイヤ族を元気づけることも大切と思います。

若い人たちが将来をしっかり見て、より良い方向にそれぞれの人生を

運ぶことがもっと大切です。

 

そのための考え方や生きざまテクニックについても書いていきたいと

思っています。

前段として、思いつくままランダムにテーマを選択し書き綴ります。

お付き合いのほど、よろしく!!